経営のヒント!vol.43

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ROL(運の利益率)を最大化する
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★ROLとは?

先日、ビジョナリーカンパニー4(ジム・コリンズ著)を読んでいた際、 ROL(運の利益率)という面白い概念が出てきました。

今回は、そのROLについて書いてみたいと思います。

「ビジョナリーカンパニー」シリーズは、成功企業の実例を徹底的に研究した不朽の名著です。

ビジョナリーカンパニー4は、成功企業の「運」と「成功」の関係性を、次のように説明しています。

・成功企業は他の企業よりも強運であるとは言えない。

・成功企業も他の企業も、同じ程度の幸運と不運を経験している。

・成功企業は幸運を活かして、大きなリターンを生み出している。

・つまり、リターン・オン・ラック(ROL=運の利益率)を最大化している。

★運を管理する

ビジョナリーカンパニー4は、次のようにも指摘しています。

・純粋に運だけで持続的な成功を収めた事例はない。

・しかし、運とまったく無関係のまま成功を収めた事例もない。

運は戦略ではないが、運を管理してROLを最大化するのは戦略なのです。

では運を管理するためにはどうすればいいか?

ビジョナリーカンパニー4は、運の管理には次の要素があると言っています。

・運が訪れた時にそれをきちんと認識するため、ズームアウトする能力を身に付けておく。

・運に遭遇したらそれまでの人生計画をいつ棚上げしたらいいか、判断できるようにしておく。

・必ず訪れる不運に耐えて復活するため、十分に準備しておく。

要は、「運を捉えて」「勝負をかけて」「永続の基礎を築く」といったところでしょうか。

★謙虚な姿勢

ビジョナリーカンパニー4によれば、成功企業のリーダーは以下のように言うそうです。

・過去の成功を回想する時、必ず「幸運に恵まれた」と言う。

・失敗しても「運が悪かった」とは言わない。

この姿勢は、松下幸之助氏の下記の謙虚な姿勢と同じですよね。

「良ければ窓の外を見て、悪ければ自社を省みる」

やはり、成功するリーダーというのは、全世界的に共通する思考を持っているのでしょう。

現状の中小企業を取り巻く経営環境は、アベノミクス、円安に伴う国内回帰など、追い風が吹いています。

自社の業績が良かったとしても、「窓の外を見る」謙虚な姿勢が欲しいものです。

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第43号「ROL(運の利益率)を最大化する」いかがだったでしょう?

お気づきの方も多いと思いますが、ROLは下記の財務指標に関連する言葉です。

・ROA(総資産利益率)

・ROE(株主資本利益率)

これらの財務指標は確かに重要です。(中小企業の場合は、ROAが重要です。)

「効率的にいかに利益を出すか」という経営姿勢を示すものだからです。

でも、本当の成功を収めるためには、ROLも重要なのかもしれませんね・・・。

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