経営のヒント!vol.37

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胸に手を当てて考える
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★先日の創業スクールにて

私は先日、某商工会議所が主催する創業スクールの講師を務めました。

全国版のカリキュラムを一通り講義する必要があり、その中に「商取引に必要な法律知識」という項目がありました。

正直、「創業者に詳細な法律知識は必要ないのでは?」と思ったので、重要な項目のみサッと説明して、あとは次にように言いました。

・法律の判断が必要な時は、胸に手を当てて考えてください。

・「何かズルいことをしてないか?」「まっとうな儲けではないのではないか?」を自問自答してください。

・心のどこかに少しでもやましいことがあれば、法律に抵触する可能性があるので要注意です。

・例えば、「通常販売価格10,000円のところ半額の5,000円」の表示は、通常10,000円で売っていないのであれば、「不当な二重価格表示」として景品表示法違反になります。

・何かズルい感じはしますよね!胸に手を当てて考えればいいんです!

★まっとうな儲けを追求する

上記の創業者向けの問いかけは、通常の経営判断でも重要です。

利益というのは、お客様に商品・サービスの価値を感じてもらって、正当な対価を頂戴することにより、お客様からもたらされるものです。

そのような「まっとうな儲け」を追求できているかどうか?皆さんにも事あるごとに、胸に手を当てて考えて欲しいのです。

心のどこかに少しでもやましいことはないでしょうか?

お客様に本当に価値を感じてもらっているでしょうか?

★機会として、国の施策を活用することは否定しないが・・・

まったく法令違反ではないのですが、私が最近どうなのかな~?と思っていることがあります。

それは、国の施策に左右されるビジネスモデルです。

例えば、太陽光発電事業が挙げられます。

東日本大震災の後、原発依存を解消するために、国が太陽光発電を推進する施策を打ち出しました。

採算を度外視した圧倒的に高い単価で、太陽光発電による電力を買い取ることにしたのです。

太陽光発電設備に投資する資金を調達できれば、誰でも圧倒的な利益を確保できるシステムです。

その結果、一般の事業会社も我先にと太陽光発電事業に参入し、電力会社が買取をストップする事態に陥っています。

「利益を追求する」という観点からは、機会として国の施策を活用することは間違いでないと思います。

しかし、そこに「お客様に価値を感じてもらう」という観点はありません。

結局、国の方針次第のビジネスモデルなのです。

できれば皆さんには、国の施策に左右されるビジネスモデルではなく、お客様に本当に価値を感じてもらうことによって、「まっとうな儲け」を追求して欲しいと思うのです。

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第37号「胸に手を当てて考える」いかがだったでしょう?

実は,我々中小企業診断士が行う業務も、国の施策としての中小企業支援が多いのが実情です。

機会として、そのような国の施策を活用して、お客様に喜んでもらえるのであれば、それはそれでいいのですが・・・

やはり、国の方針一つで、事務所の経営が左右される事態は避けなければ!と思っている今日この頃です。

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