経営のヒント!vol.39

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ROAとROE、どちらが大事?
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★ROAとは?

ROAは総資産利益率(Return On Assets)の略称であり、重要な財務指標です。

ROAは次の算式で表されます。

ROA
=純利益/総資産
=純利益/売上高 × 売上高/総資産
=[売上高利益率] × [総資産回転率]

ROAは計算式を見ても分かるように、資産をいかに効率的に活用して利益を出せるか?を表します。

どうすればROAは上がると思いますか?

計算式の最後を見れば分かります。

売上高利益率を上げるか?総資産回転率を上げるか?またはその両方です。

要は、商いの割に効率的に利益を出し、投下資本を少なく効率的に商売をする、ということです。

一般的に、ROAは5%が目安だと言われます。

★ROEとは?

ROEは自己資本利益率(Return on Equity)の略称であり、これも重要な財務指標です。

ROEは次の算式で表されます。

ROE
=純利益/純資産
=純利益/売上高 × 売上高/総資産 × 総資産/純資産
=[          ROA         ]  × [財務レバレッジ]

ROEは、株主から預かったおカネ(自己資本)をいかに効率的に活用して利益を出せるか?を表します。

どうすればROEは上がると思いますか?

計算式の最後を見れば分かります。

ROAを上げるか?財務レバレッジを上げるか?またはその両方です。

一般的に、ROEは10%が目安だと言われます。

★ROAとROE、どちらが大事?

投資家はROEを最重要視します。

株主にとってみれば、自分たちの投資資金が上手に使われているかが最重要テーマなのです。

そして、上場企業の経営者も、投資家目線を意識して、ROEを重要な経営指標としていることが多いです。

しかし、経営者はROEよりもROAを重要視すべきと、私は考えます。

ROEの式を見てもらえば分かりますが、財務レバレッジを上げることによりROEは上がります。

財務レバレッジ(総資産/純資産)は、どこかで見たことがありませんか?

そうです!自己資本比率(純資産/総資産)の反対です。

実は、自己資本比率を下げることにより、ROEは上がるのです。

それで、上場企業は自社株買いをするなど、内部留保を吐き出す投資家目線の施策を実行しているのです。

ただ、自己資本比率を下げることによりROEを上げるのは、財務内容を悪化させることなので、本来はおかしいですよね。

よほど内部留保が有り余る会社以外は、そのような施策を取るべきではありません。

財務レバレッジを高める(負債による資金調達、自社株買入れ)ことよりも、ROAを高めることにより、結果的にROEが上がるという構図が本来の姿だと思うのです。

★皆さんはROAとROE、どちらを重視しますか?

長い話になりましたが、皆さんはROAとROE、どちらを重視して会社経営をしたらいいのでしょうか?

もうお分かりですよね!答えはROAです。

逆に、ROEなど意識すらする必要はありません。

中小企業は投資家目線の会社経営をする必要などないのです。

皆さんはひたすらROAを追求して、会社の財務内容、収益性を高めてください!

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メルマガ第39号「ROAとROE、どちらが大事?」いかがだったでしょう?

今回は珍しく、財務コンサルタントらしいことを書いてみました。

改めて思ったのですが、上場企業の経営者は自社の財務内容だけでなく、投資家目線も意識しないといけないので大変ですよね。

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