経営のヒント!vol.40

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赤字事業をどうするか?
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★単一事業だけを行っている会社はない

上場企業であれば、複数の事業を行っているのが通常であり、有価証券報告書にもセグメント情報として開示されています。

しかし、我々中小企業であっても、単一事業だけを行っている会社はほとんどありません。

事業再生のコンサルティングにおいても、部門別損益を把握するは非常に重要です。

「中小企業だから、複数事業なんてやってない!」と言われる中小企業経営者は多いのですが・・・

よくよくヒアリングしてみると、商品群(またはサービス)別、店舗別、地域別、担当者別、製造工程別などの部門別損益を把握することは可能です。

★部門別損益を把握した後は?

では、部門別損益を把握した後は、どうすればいいのでしょうか?

答えは簡単です。

儲かっている部門は、さらに利益を出すことができないかを検討します。

儲かっていない部門は、撤退することも視野に入れて、利益を出すことができないかを検討します。

★赤字事業をどうするか?

どうやっても、利益が出せそうにない部門、赤字事業はどうすればいいのでしょうか?

以下では、「他の部門の取引獲得のために必要」などの相乗効果がある場合を除いて考えます。

答えは、『「これまで」ではなく、「これから」で考える』です。

★よく聞くセリフ

赤字事業を止めれない経営者は、以下のようなセリフをよく言われます。

「これだけ長い間やってきたんだから、今さら止めれない」

「これだけおカネを使ってきたのに、今さら止めれない」

「思い入れのある事業だから、簡単には止めれない」

★「これから」で判断する!

そのような経営者に、「では、これから利益は出せるようになるんですか?」と聞くと・・・

ほとんど、「うーん、どう頑張っても厳しいだろうな・・・」という返事が返ってきます。

彼らは「利益は出せない」ことは分かっているのに、なぜ赤字事業を止めれないか?

要は、「これまで」に焦点を当てているからです。

時間、労力、カネ、経営者の思い等、これまでつぎ込んできたものに焦点を当ててしまっているのです。

ただ、しつこいようですが、「これから」で経営判断をしていかなければいけません。

これまで、どれほどの経営資源をつぎ込んできた事業であっても・・・

これから、どうやっても赤字を脱却できそうにない事業については、「止める」という厳しい経営判断をする必要があるのです!

★自社の事業ポートフォリオを考える

事業再生フェーズの会社経営者であっても、なかなか赤字事業を止めれないものです。

ましてや、会社全体は健全な企業であれば、危機感を持てず、なかなか赤字事業を止めれないのはなおさらです。

ただ、会社全体の経営が傾きだしてから赤字事業に手を付けるのでは、遅すぎることが多いことも知っておいてください。

経営者は、自社の事業ポートフォリオについて、将来を見据えた早め早めの決断が必要なのです。

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第40号「赤字事業をどうするか?」いかがだったでしょう?

本文ではほとんど触れませんでしたが、赤字事業を継続する意義がある場合もあります。

他の新規取引、または大きな取引継続のために、その赤字事業が必要なケースなどです。

「赤字事業だからすぐ止める」ではなく、そのように、会社全体に占めるその事業の役割を分析することも重要です。

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